この数日、天気がぱっとしません。そのせいか急に気温が下がってきました。例年、帰宅したらすぐにエアコンをかけ、数時間経って部屋を出ると部屋の気温と変わらなかったという経験をします。昨日がまさにそれ。やっと夏が終わり、満を持しての秋登場という絵が頭に浮かびました。
秋の気温は下がるスピ－ドが早いと感じます。春は三寒四温でビーナスラインを駆け上がるように徐々に気温が上がっていきますが、秋は暗峠を駆け降りるように気温が下がるような気がするのです。しかしまさにこれからは快適なツーリングシ－ズン！こちらでは 2 カ月くらいですかね。存分に楽しもうと思います。
とか言っておきながら、土曜の外出では WRXSTI が発進しました。というのも夜からずっと降り続いていた雨が朝になってもまだ残っていたからです。月末でドナドナされていくので、それまでできるだけ乗ってやりたかったというのもありますが。
ということで、7 時過ぎに出発。平日に比べると交通量は少ないのだが、この時間帯はそれなりに車が走っている。バイパス路なのに流れが悪い。先を見てみると運送会社のトラックが千鳥走行をしていた。2 車線を走る 5、6 台のトラックは同速で走り、カーブや坂があるので両車線共に大名行列状態。なんであんな走り方をするのだろう？プロのトラックドライバ－の能力とマナ－というのはあの程度なのか？トラック協会が加盟各社に何か指針を出してくれたらいいのに。
ま、今日は遊びで走っているのでイライラせず、ゆっくりついていく。でもこんな走り、WRXSTI ではやりたくないんだよなあ。燃費計の数値が明らかに下がっていくし。
山道に入るとトラックはいなくなったが、今度はトヨタル－ミ－がペースカ－に。近づく WRXSTI に気付いて加速するが、ワインディングでの加速は彼らには荷が重い。なので車間距離を大目にして走るも、何を勘違いしたのか振り切ろうと頑張り始めた。車間距離を一定にしてついていくと、だんだんとっちらかってきているのがブレ－キランプのタイミングで分かる。なので直線部で追い抜くとあろうことかついて来ようとするではないか！なのでこちらはさらに加速してあきらめさせた。曲がり切れずに事故を起こしてこちらのせいにされるのはまっぴらだ。
安全装備や運転のしやすさからか、こういう身の程をわきまえないドライバ－が増えたような気がする。技量や知識が無くてもそこそこに走れるという高性能化って、本当にドライバ－のためになっているのだろうか疑問に思う。かくいうワタシも次の車は安全装備マシマシだ。それにかまけて雑な運転にならないよう気をつけよう。
そうこうしているうちに平地部に入る。
まずはお宝ショップへ行くが開店前なので隣接するホムセンへ。次期愛車の BRZ は 2 ドアで乗降時は大きく開ける必要があるので、ぶつけ対策としてのドアプロテクタを探す。数百円のもの見つけたがドアの形に合わないので断念。やっぱり純正のモ－ルを付けるしかないか。
開店と同時にお宝ショップへ入るが、ボウズ。欲しいものは売り切れていたし買ってもいいなと思うものは高いしで、残念無念。やはりここの店員、アニメの人気には詳しいようだ。手ごわいな。再来週、再チャレンジしよう。
さて毎月恒例の昼食会場、王王軒に向かう。いつものようにホールショットを決めたが今日は並ぶ客が多い。そしてその多くは高知ナンバ－。駐車場に入る車が少しでもまごまごしていると容赦なくクラクションを浴びせていた。この粗っぽさは県民性か？
「いつもありがとうございます」という常連が受ける特権的挨拶を頂いて、いつもの席に座るとすぐに着丼。並んでいるワタシを店内から見ていて開店前からスタンバイしてたのかも。
今回は土曜日の朝イチの味だった。やっぱり曜日と時間によって味は違うな。ということで今月分のおいしいノルマは達成。
ではお宝ショップ 2 軒目へ行こう。着いたら目の前の道をバスが。
2 階建てバスだ！ 東京へ行く夜行バスとしてよく使っていた。1 階のプレミアムシ－トは騒音を除けば超快適で、疲れ知らずで東京駅に降り立てたものだ。もう廃止になっていたとばかり思っていたが、この時間帯に走っているということは東京便ではないな。でももう一度乗ってみたいな。
お宝ショップに入店し発掘を開始するが、ここでもボウズ。幼児が多かったからかおもちゃの展示品を雑に扱っている音が聞こえる。あんなにガチャガチャいわせると壊れるだろうに。そちらを見ると親も一緒にガチャガチャ。客層、悪くなったな。この店に来るなら開店直後だな。
さて、帰るか。しばらく走って行くうちに、今日はイベントがあることを思い出し、急遽寄り道する。
12 時前に到着。ん？
お楽しみ施設の入り口に解体工事屋の看板があるのは珍しくないか？でもこういう隙の多さ、キライじゃないよ。
10 数年ぶりに来たのでちょっとワクワクする。ここは駐車料金、入園料ともに無料！いくら県立施設とはいえ太っ腹すぎる！
で、何しにここへ来たかというと、童心に帰って広い敷地を走り回り遊具で遊ぶため、ではなく、これがあるから。
なかなかいいものがお値打ち価格で売られているという話を聞いていたので、ちょっと寄ってみたというわけ。まずは会場外のテントで軽くウォ－ミングアップして
会場内に入ると、そこにはたくさんの人が。売っているものは革や布、木でできた製品が多く、デザイン的には地味だがどれも素材や造りのクオリティが高い。こういうものには弱いワタシ、ついつい買ってしまった。
いやあ、いい買い物だった。フィギュアが手に入らなかったことの穴埋めとしては十分すぎるほどだ。満足して外に出てふともう一度テントに立ち寄り靴を見ていると、これも造りがいいことに気付く。さらに、そこにはつま先部分が幅広の靴があるではないか！履いてみるとぴったり！ちょうどビジネスユ－スで使える革靴が欲しかったのだ。即お買い上げ。
さらなる満足感で締めくくった。
罪を犯した人の手で作られた品なんて、と、こういう製品を嫌がる人もいる。まあそれも考えようだろうな。こういう製品を作っていくうちに技能が身に付き、塀から出た後それを活かして自立できるようになるなら、反省して社会に戻るというハードルは下がる、つまり戻れることが現実味を帯びてきてそのために自ら矯正に取り組むということができれば万々歳だろう。でもこのような矯正展をする目的というのは、塀の中で作られたものが塀の外で買われて使われることで、中にいる自分が何らかの形で外とつながっているということを意識できることではないだろうか。
正直言って、私は受刑者たちを応援する気も弁護する気もない。しかし犯した罪を反省しながら自分の技術を磨き、いい物を作ろうと熱心に取り組んだ結果で生まれた製品を忌避する気もない。なので今回買ったものは何も先入観を持たずガンガン使い込んでいくつもりだ。そしてそれが「いいもの」だったら、また購入しようと思っている。
会場を出てからはそのまま家に帰る。途中でみかん畑の横を通ったが、まだ良心市では売っていなかった。出るのは来月かな。
今回もいい食べ物、いい買い物に恵まれた一日だった。
では。
