paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

北国の夏を満喫、北海道ツーリング 2022 thanks to TIGER EXPLORER 第14話

買い物で発注をしたのですが、2ヶ月半経っても何の連絡もありません。「いつ入荷するかわからない」といわれていたので覚悟はしていましたが、やはり落ち着きませんね。

 

現在そんな状態の商品を2つ待っています。入荷予定日が分かっていれば半月でも1年でも待てますが、未定というのは見通しが立たない上にキャンセル不可のため、どうしようもない状況にハマり込みキツイです。メロドラマにありがちな、「いつ来るかわからない恋人を待つ身」の辛さがよくわかりました。こんな新しいプレイを体験できるとは。新境地が開けそうです。

 

 

北海道ツーリングの続きのレポートです。今回のトピックは「腰」です。

 

 

8/31

 

帰り道なので気が緩んでいたのだろう、なんと8時起床。腰の痛みで目が覚めた。昨晩の映画鑑賞でじっと座っていたのがマズかったか。

 

横向きで丸まって寝ていると痛みがあるため、仰向けで体を真っ直ぐにしておく必要がある。でも上半身ではなく下半身を動かして腰を曲げる分には痛みを感じない。腹筋や背筋との関係もあるのかもしれない。そこを注意しながらベッドでストレッチしているうちに仙台港へ。

 

往路と同様に入港の様子を見るつもりだったが、外は雨なのでプロムナードから外を見ていた。割と速い速度で入っていくな。何事もなく10時に到着。昼食の時間まで寝台で寝転んでテレビを見る。

 

12:00 から昼食。レストランには思ったほど人がいない。仙台から乗る人は食べるものを持ち込んで乗船しているんだろうな。それに、停泊中の船内で食事をするのはドラマ感がないし。やはり航行中に海を見ながら食べる方が、ハレの気分にブーストがかかるってもんだ。それでもここの昼食バイキングが ¥1100 なのはお値打ちだ。品数多いし美味しいし。

リーズナブルなお値段


なのでつい食べ過ぎてしまうのが問題点。

品数、味ともに文句なし! 窓際に陣取っておいしく完食

 

12:50 出港。船が巨体なためか揺れや衝撃、音の変化もなく離岸した。港内で反転180度。16,000トンの図体の割に動きは早い。さあ、名古屋に向かって出発だ。

 

外は雨なのでデッキに出る気も失せる。プロムナードへ行き、コーヒーを飲みつつ海を見ることも考えたが、腰のトラブルがあるので椅子に座りっぱなしということはできない。やむをえず、寝台に寝っ転がってテレビを見たりスマホ保存の映像を見たり、居眠りをしたりして時間を過ごした。せっかくのクルーズなのに、これでは休日の家での過ごし方と変わらない。もったいないなあ。

 

夕食は食べなかった。まかないカレーを食べられない(コロナのため営業中止)ことで夕方までに空腹になってしまうのを恐れて昼食をガッツリ食べた結果、ガッツリ過ぎだったのか食欲がわかない。船酔いとは無縁のワタシにとっては食べ過ぎを恐れる必要はない。リバースをしないしね。なので 2 食分ぐらいは食べたらこうなった。ツーリング最後の食事を取ることができなかったのは少し残念だ。

 

 

21:00 からは映画鑑賞。「日本独立」白洲次郎の話なので、腰の痛みに耐えつつ期待しながら観たが、なんとも中途半端。そもそも誰の視点から見たものかわからない。白州次郎をもっとクローズアップしてもよかったのでは?傑物をこんなに雑に描いたことに腹立たしささえ感じる。制作陣には、腰の痛みと闘いながらも最後まで見たワタシに謝ってほしい。

感想 : 「は?これだけ?」

 

見終わると案の定腰は「く」の字に曲がったままで固まっていた。退場するときはジリジリと足を進め、足を一歩進めるごとに骨盤を前傾させるイメージをもって背筋を伸ばして10mくらい歩くとようやく腰が伸びてきた。おお、いけるじゃないか! ホッとして喫煙所(これがあるのはありがたい!)で一服。明日は最終日だが 300km 以上走らなければいけない。そろそろ寝るとしよう。腰の症状に対処する方法も見つかったようだし。

 

ゆっくりとしか歩けない自分を励ましつつ寝台まで戻り、「ヤレヤレ」とどすんと腰掛けた瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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という声にならない叫びが脳内にこだました。激痛が腰から脳天に赤兎馬のごとく駆け抜け、眠気や空腹感はもちろんのこと、楽しかった旅の思い出から日頃の悩み、スーパーの特売日情報、チョムスキー生成文法理論に至るまで、脳内の思考や記憶、感情すべてが一瞬ブラックアウトした。

 

息を止めて痛みをこらえるのに数秒、その後は呼吸を整えながら自分を落ち着かせる。「こんな状態でバイクで走って帰れるのか」という不安が頭をもたげてきたが、「とにかく今は楽な姿勢にして痛みをやり過ごそう。ガンバレワタシ、ダイジョウブダワタシ、オチツケワタシ」と詠唱を続けていくうちに、知らない間に眠りに入っていた。

 

 

本日の振り返り

 

腰痛で始まり腰痛で終わった一日でした。本来ならのんびり優雅にクルーズを楽しむ予定だったのですが、そんなものは吹っ飛んでひたすら痛みに対処するばかり。

 

航海中のイベントが軒並み中止になっていたり楽しみにしていたパン販売もなくなっていたので、今回はフェリーの中をくまなく探索する予定でした。ところが腰トラブルのためにそれもできず、ほとんどの時間をテレビを見たりスマホ動画を見て過ごす姿はまさに怠惰なオッサンそのもの。これには悔いが残りましたね。

 

おかげで退屈せずに済みましたが、うれしくありません。痛めた初日は大したことなかったのに、日を追うごとに辛さは増すばかりとなってしまいました。それまでぎっくり腰を経験した人の話は聞いたことがありましたが、まさか自分がなろうとは・・・。

 

でも聞いていた話とはちょっと違いました。姿勢を正しくしてゆっくり動けばだいじょうぶだったことは不幸中の幸いです。そうでなければツーリングを中止にしなければいけなかったでしょう。神様の「せめてもの」という情けをかけてくれたのだろうと思っています。

 

腰の話ばかりになってしまいました。次の日は自宅に帰る日。何事もありませんように。

 

 

ではまた。

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