寒い日が続いています。こう寒いと着るものにも気を遣いますね。
朝起きて一日の気温をみて服を選ぶのですが、
「寒いからインナ-は温かめのものを。」
「アンダ-は生地が厚めの服を。」
「ベストも着ておくか。」
「アウタ-とパンツは防風と保温性のあるものを。」
と着ていくと、オール・ワ-クマンになっていました・・・。
さて、トラブル備忘録も最終話になりました。ではどうぞ。
同じやり取りを6か月も続けると、そろそろ店との連絡に限界を感じてきました。にっちもさっちもいかない状態になったので、突破策として選んだのが
赤男爵本部に電話
でした。
「一体ど-なっているんだ(怒)」という意味ではなく、本部の対応が知りたかったのです。ネットで調べると赤男爵の悪評をいくつか見つけたので、本当にそうなのかを知りたいという好奇心がワタシを駆り立てました。もし評判が本当であれば二度とそこで買わなければいいだけのことだし、それはそれでネタになるので面白そう。そうなれば Tiger とのお別れもやむなし! では電話番号を調べて、レッツ・コ-ル!
電話では、自分のバイクの車種と要修理箇所、ネットで得た情報を店舗には連絡済みであると伝えた上で、1ヶ月でパーツは届いたがよそに取られてワタシの分は半年待ったが来ないというのはどういうことか、現在の発注状態はどうなっているのか、今後の見通しはどのようなものかということを、極めて紳士的に、極力穏やかな口調で伝えました。
本社に直接いちユーザ-が電話をすると「ムズカシイ客」だと思われて、無難であやふやな対応をされるか強い態度に出られるかと覚悟していたのですが・・・
電話の相手は落ち着いた様子で、丁寧な対応でした。待たせていることを謝罪した上で、「すぐに調べる」という返答をもらって電話交渉は終わりました。
ふーん、聞いていたのとは対応が違っているなぁ。まともじゃん。
とは思ったものの、
どうせうやむやになるんだろうなぁ。さて、来月にもう一度電話してみるかな。
とカレンダ-を見ながら予定日を考えていました。
30分後、スマホに着信が。店舗からでした。
「パーツは2週間後に用意できます!」
えええええええええええええええええええええええええええええええっ???
マジで本社が動いたの? 対応早っ!
信じられない気持ちで2週間後に持っていくと、
・エンジンの分解に関わることだから本社工場で修理する
・サイドスタンドの取付ボルトのリコールもかかっているので、一緒に直す
とのことでした。
本社に電話一本しただけですぐに部品が来るのなら、なぜ今まで来なかったんだぁ?
とは聞かないのが大人の対応。その代わり、店員には「どこかで部品が止まっているんじゃないかと心配になって、念のため本社に連絡してみたんですよ~、ははは。」と言うと、「ああ、そうだったんですか」と安心した表情を浮かべていました。
あ、やっぱりクレーマーだと思われていたんだ・・・。
結局、部品調達が遅れた理由はわからないまま。たぶん発注ミスがあったんでしょう。ワタシとしては直してもらえればいいので、この問題をツッコむことはしませんでした。
ついでに車検もしてもらうことにして預け、1ヶ月後に作業が完了し引き取りました。
どこがおかしかったのかを聞くと、
・排気バルブの径が違っていた
・バルブステムの径が違っているものもあった
ということでした。
排気バルブは全部で6本ありますが、そのうちの4本が規定サイズではないものが入っていたようです。
ええええええええええええええええええええええええええええええぇ!!!
怒りを通り越して驚きが訪れ、最後にはもう笑うしかありません。実際、それを聞いて店員さんと二人で大笑いしてしまいました。
なぜそうなっていたかと聞いたのですが、店員さんも
「わかりません。でも外車には時々こういうことがあります。」
と言っていました。
日本車は人気があり、世界中で売れている理由がはっきりわかりましたよ。
車体は磨かれていて、車検の点検代もかなりサービスしてくれました。
それ以来、現在に至るまでに経年劣化以外のトラブルはありません。
ちなみに本社に電話をする際に気をつけたのは、
・冷静で穏やかな、低音の声でゆっくりと
・丁寧にこちらの状況を説明。ただし、くどくならないように
・決してエキサイトしない
・専門用語を時々使い、完全な素人とは思わせない
・相手に現状説明を求める
ということでした。感情の高ぶりを相手にぶつけても何の得もないし、むしろ逆効果です。こういう場合、何かしらの利を求めようとする人もいますが、そんなことはワタシの美学が許しません。
それと、本社への連絡は最終手段だと思います。「知らん」「できん」と言われたら終わりですし、へたすりゃ店から恨まれます。「店」と「客」の関係をうまく維持したければ、この方法はいささかチャレンジングなものです。
ワタシの場合、幸い今でも関係は良好で、FZS からの付き合いがずっと続いており大変お世話になっています。赤男爵の、ネットの評判ではあまりいい話を聞きませんが、実際アタリハズレは大きいと思います。今のお店がアタリでよかった・・・。少なくとももう1台は買うと思いますので、20 年以上の付き合いになるでしょう。今後ともよろしくお願いしたいです。
Tiger Explorer 修理箇所のまとめ(思い出した順)
・バルブクリアランス調整
・ECM交換
・シリンダ-ヘッド交換
・サイドスタンド取付ボルト交換
・F フォ-クオイル漏れ
・クランクケ-スとセルモ-タ-付近からのオイル漏れ
・シプトポジションセンサ-交換
・ハンドルグリップ交換
・メータ-パネルのフタはずれ
購入してから今年で10年目。目指せ、とりあえず走行距離10万キロ!
以上、トラブル備忘録でした。
ではまた。