台風さんがいらっしゃいました。
ワタシの県は自然災害があまりないため、県民性は「のほほん」としています。なので「台風が来る!」と言われても、「あ、そう」程度の危機感しかありません。実際、9号さんは早々に温帯低気圧という賢者モ-ドになったので、「お疲れ-」としか思っていませんでした。
ただ、風が少々きついな-、ちょっと外がうるさいな-とは思っていたのですが。
今日の午後、隣家の人が来て「カーポ-トの屋根が飛んでますよ」と教えてくれました。
「は?」
修理決定です・・・。また出費が・・・。 というのも、
先日、家の換気扇が壊れまして、修理の見積もりをとったら
「20諭吉です」
と宣言されました。
ファンを回すモータ-が壊れただけなのですが、20年前のものなので部品がないらしいのです。モータ-だけなら数千円で済むのでしょうが、ユニット化しているので部品がなくなればそれで終わりだそうです。で、総とっかえとなりました。
「修理」の手間をかけずに余計な部分を含めた「交換」で済ませることに、納得ができませんでした。なので「モーター単体を修理できないの?」と聞きましたが「無理」とのことでした。
まあ、できたとしても時間はかかるし割高になるのでしょうが、もしかして修理する技術そのものが衰退しているのかも?とも思います。クルマでも最近では故障個所の「アッセンブリ-交換」のほうが多いため、「修理する」技術が下がってきていると自動車整備学校の先生がおっしゃっていました。
「日本のものづくり技術」が往年の輝きを失っているのは、「付加価値をつけて交換する」という行き過ぎた「常にプラス」の考えが構成部品量やコストを増加させる一方で、「修理する」という一見地味な、でも高度な知識と応用力が求められる分野に注力しなくなったため、肝心の技術の土台部分が空洞化しているせいではないかと思うのです。
そりゃアジアの新興国に負けるわけだわ。
こんな出来事で3連休が終わってしまったわけですが、初日はバイクで出かけました。
まあ目的はいつもの
と、
のためです。
この日は気温が 35℃。バイクの温度計では 37.5℃ でした。なのでこのクソ暑い夏を
満喫できました。
帰宅時には熱中症になりかけており、喉は乾くし、足はつるし、体は熱いしで、さんざんでした。
ではなぜこんな日にバイクで出かけたかって? それは、
北海道ツ-リングを断念したから
で、せめてもの憂さ晴らしに出かけたというわけです。
昨年の悪夢がよみがえります。
まさか2年続けての中止になるとは思ってもみませんでした。今年も宿、フェリ-共に予約済み。シ-トバッグコ-ドやインナ-ウェアの購入、その期間の新聞購読の停止、仕事場で半月近く不在にするための根回しなどなど、準備万端にしていました。
が、
・北海道に対して 8月末までの「まん防」の適用
・ワタシの県も感染者急増
・出発前にワクチン接種は1回しかできない
という状況のため・・・・・
「中止だ、中止!!」
となりました(悔泣)。
主観ですが、
「まん防」発令下の北海道では、孫に会えないジジババ、帰省できない学生、遊びに行けない子供たちがいるわけです。そんな中を分別がついているはずの50半ばのいい大人が嬉しそうに走るのは、ワタシにはムリです。そもそも全力で楽しめませんし。
という考えがダメ押しとなりました。
行ける人は行ったらいいと思います。行く人は自分なりの考えがあってのことですから。あくまでもワタシはワタシの考えで断念しました。どちらが正しいかという判断はナンセンスだと思っています。
「まあ北海道は逃げないし」と慰めてくれる人もいますが、来年行けるかどうかわからないのです。ワタシ自身やバイクの年齢を考えると、ちょっとした不調でツーリングはできなくなるので、年々その不安は大きくなっています。ですから今年の北海道ツ-リング中止は、昨年よりダメ-ジが大きかったです。
予約していた宿はキャンセルしました。常宿の「ビジネスインこやど」のご主人とはいつもの軽口の応酬。でも、キャンセルのお願いをした時に「また来年!」と言って頂いたことで、今年の北海道ツ-リング中止を実感しました。
ご主人、お元気で。来年お会いしましょう。バイクで行くので「おむすび」お願いします。
替りと言っては何ですが、今月下旬に泊りがけのツーリングを画策しています。さて、その時に安全県はあるのかな(ワタシの県を含めて)???
ではまた。