天気予報での週末の降水確率は 80 % 。泊りがけでツ-リングに行く予定でしたが、
車で行くことにしました。車ならではの利点を活かしたお出かけにしようと思います。
でもできればバイクで行きたかった・・・
さあ、Tiger Explorer の偵察ミッションスタ-トです。
とはいっても、この日は買いに行くわけではなく、単なる情報収集なので気は楽です。FZS をガレ-ジから引っ張り出し、いざ発進! ものの15分くらいで到着しました。
本日の段取りを復習します。
1.まず FZS のオイル交換をお願いする
2.待ち時間の間、店員と話をして Tiger Explorer についてそれとなく聞いてみる
3.気のないふりをして在庫状況をたずねる
4.「ちなみにいくらになります?」と聞いて見積もりを出してもらう
5.欲しいそぶりを見せず、退店する
というのが流れです。それ以上のこともそれ以下のこともやらない、と自分に言い聞かせ、入店します。
第1段階
ワタシ:すみませ-ん、オイル交換お願いしま-す。
整備士:すみません、今何台か作業中なので1時間位待ってもらうようになります。
ワタシ:(しまった、電話予約しとくんだった。でもバイクのことを聞く時間ができるので、むしろ
いいかも) いいですよ~。
ワタシ:ちょっと新しいバイクのことを知りたいんですけど。
整備士:では店内へどうぞ。
セ-ルスのカウンタ-ブ-スへ案内され、ワタシの目の前に座った店員は、以前にZ1000SX 購入未遂の時(私的バイク遍歴 11.1/11 参照)に対応してくれた人でした。ワタシのことを覚えていたのでちょっと気まずく感じましたが、相手はそんなことをおくびにも出さず、笑顔での接客です。さすがはプロ。
第2段階
ワタシ:またちょっと気になるバイクができたので、話を聞きたくて。
店 員:はい、どんなバイクでしょう?
ワタシ:Triumph の Tiger Explorer っていうバイクなんですが・・・(知らんだろうな)。
店 員:ああ、今度出たアドベンチャ-タイプのバイクですよね?
ワタシ:(え?知ってるの?)はい!はい!そうです!それです!
店 員:BMW-GS を意識してますよね~。
ワタシ:そうです!そうです!
⇒ 購入欲 30% に上昇
第3段階
ワタシ:ところで在k...
店 員:在庫、見てみましょうか?
ワタシ:(あるの!?)!!! お、をねがいシマス!
⇒ 購入欲 50% に上昇
店 員:(パソコンカタカタ)紺が2台、黒が2台、ガンメタ(グラファイト)1台あります。
2012 年式と 2013 年式のどちらがいいですか?
ワタシ:???(この時は2012 年 9月 )
店 員: 2013 年式の方が少し安いですね。
ワタシ:??????(新しいほうが安いの?)
店 員:価格表ではそうなってますねぇ。
ワタシ:2013 年式で。(為替の問題かな?)
店 員:ならガンメタ(グラファイト)がありますね。
⇒ 購入欲 80% に上昇 (この色が第1希望だった)
第4段階
ワタシ:ちょっと見積もり出してもらえます?
店 員:わかりました。お待ちください。
心の声:さて、ここは冷静にならなければならない。支払い総額が200諭吉を超えるとこの購入計画は強制終了する。ディ-ラ-より少しは安くなるはずだが、状況は極めて厳しい。あとは運を天に任せて見積り表の審判を待とう。
店 員:お待たせしました。こちらになります。
ワタシ:・・・
そこに書かれていた数字は、200 諭吉をわずかに超える数字でした。ディ-ラ-での支払い額より低いものでしたが、この数字は絶対防衛圏なので超えることは許されません。あらかじめ決めていた通り、この物語は終了です。
ワタシ:ん-、やっp
店 員:ここから 値引きと FZS の下取りを引くと・・・
ワタシ:をえ!?
店 員:この金額です。
ワタシ:をえええええ!!!???
予定額をかなり下回る数字が出ました(狂喜)!!!
⇒ 購入欲 120% 限界突破!
この日は買いに来たのではなかったはずでした。でもでもでもでもでも・・・
ワタシ:ではそれでお願いします。
買っちまった・・・・。
「えっ?えっ?えっ?」と、何がなんやらわからないうちに流れに乗ってしまったって感じです。後悔したわけではありませんが、未知で高価なものをこんなにもあっさり購入してしまった自分に驚きました。
必要書類を書いた後、
店 員:では納車のめどが立ちましたらご連絡差し上げます。その時に FZS をお預かり
します。それまで大事に乗ってあげてください。
という言葉に見送られ、帰宅しました。
第5段階 不履行
家に帰ると我に返り、
「えー、いや、う-ん、はぁ~、うん、いや、え~、ううん (以下略)」
と、ずーっと唸っていました。
うれしくもあり、不安でもあり、楽しみでもあり、悩ましくもあり、あせりもあり、心待ち感もあり、で、まるで高嶺の花に告白したらあっさりOKをもらった中坊のようになっていました。
青春だなぁ・・・。
続きは今度。
では。