今日から盆休みですが、一日中だらだらとアニメを見て過ごしてしまいました。
5日間この調子だと、ダメ人間になってしまう・・・。
さて、FZS1000S FAZER 最終話(?)です。
重心の高さに違和感がありましたが、オンロ-ドのスポ-ツバイクではなく、4気筒のハイパワ-エンジンを積んだデュアルパ-パスバイクだと考えるようにすると、むしろ新鮮さを感じるようになりました。
長所
・シュンシュン回るエンジン → スポ-ツバイクに乗っているという満足感
・軽いクラッチ → 渋滞、どんとこい
・座り心地のいいシ-ト → ワイラックスシ-トは至高
・長いサスストロ-ク → 路面追従性が半端ナイ
・イカしたデザイン → ソリッドでありながら骨太。さすが YAMAHA のデザイン
・鉄タンク → マグネット式タンクバッグがそのまま使える
・よく効くブレ-キ → 住友モノブロック侮りがたし
・バンクが軽い → 初めての道でもストレス軽減
etc.
こんなバイクですが、高速道路で 80 km/h ぐらいで流しても退屈しません。なので
長距離ツ-リングでも大活躍。北は青森の竜飛岬、南は鹿児島の佐多岬まで走らせ、約10年間で 80,000 km 走りました。
一番印象に残っているツ-リングは、鹿児島往復日帰りツ-リングです。
当時の民主党が、選挙前にマニフェストで高速道路の通行料を ¥1000 にするという公約を掲げ、政権党に なってしまった なったので一時的に実施されました。
その年の7月の猛暑日。
「暑いな~」→「冷たいものが食べたいな~」→「かき氷がいいな~」→
「『白熊』食べに行こう!!」
と思ったのが金曜日。
今から宿をとると高いし、もしかしたら 24 時間以内に帰ってこられるんじゃね?
と思い、仕事から帰って少し仮眠をとり 0:00 スタ-ト。
中国地方をひた走り、関門海峡を越えて九州へ。この辺りから非常に視界が悪くなってきました。
「霧でもでてきたんかな?」と思い、SA でヘルメットを脱ぐと、
「を”っ・・・(驚)」
シ-ルドに虫がびっちりと・・・。まるでじゅうたんのようでした。
半べそをかきながら水で洗い流し、ついでにタバコ、トイレ、仮眠を済ませ再出発。結局鹿児島に入ったのは9時過ぎでした。目指すは天文館にある「むじゃき」というお店。「水曜どうでしょう」という番組で取り上げられた店なので、行ってみたいとずっと思っていました。
問題はバイクを止める場所です。当時、近くの有料駐車場は二輪お断りのところばかり。道行く人に聞いて、やっと駐輪場にたどり着きました。そこでの会話です。
係 員 : 「(ナンバ-を見て)四国から!へ-、いつ出発したの?」
ワタシ : 「今日の午前零時です (キリッ) 」
係 員 : 「は?」
係 員 : 「・・・鹿児島まで何しに?」
ワタシ : 「『白熊』を食べに (キリッ)」
係 員 : 「は?」
係 員 : 「・・・食べた後はどこ行くの?」
ワタシ : 「帰りますよ (キリッ) 」
係 員 : 「は?」
「は?」を連続3回頂き、何物にも代えがたい満足感が得られました。
その後、「むじゃき」へ行き「白熊」を注文。出された品の山盛り具合にビビりましたが、よく考えるとこれは氷、すなわち水。ミルクとフル-ツと氷のハ-モニ-が素晴らしく、あっという間に完食。
Mission Complete したので駐輪場に戻り、先ほどの係員のおっちゃんの微妙な笑顔の見送りを背に、来た道を戻ります。途中で「水曜どうでしょう 対決列島」でミスタ-と藤村Dが最終決戦を行った、でかい西郷さんの像がある公園を聖地巡礼してから高速に乗りました。そこからは景色を楽しみながら、それでもそこそこのぺ-スで走り、家に着いたのが 21:00 。充実しきった(?)ツ-リングでした。
月曜に同僚に「かるかん饅頭」を渡してツ-リングの話をすると、ここでも
「は?」
を頂きました。行った甲斐がありました♬。
こんな感じで長く楽しませてもらった FZS ですが、買い替えることになりました。
その経緯は次回に。
次回こそ10台目の最終回にします!
では。