7月の4連休は東京詣でに行く予定でしたが、状況が状況なので泣く泣くキャンセル。
ならばと思い、GWに行く予定だった福島に行き先を変更して宿まで取ったのですが、ちょっと行くのがはばかられます。今週末まで様子を見て判断しようと思います。
この不安感や閉塞感、嫌ですねえ。コロナより怖いかもしれません。
さて10台目、恒例の選定作業です。
いつもなら、乗っているバイクに対して少しずつ不満な点が見つかり、そこを補完するバイクが頭に浮かんできます。そして気になるデメリットが我慢の限界を超えた時に、「えいやっ」と買い替えてきました。
しかし今回は、あまりにも早い買い替えのため、欲求のテンションの高さと購入するバイクの方向性を収束されることができませんでした。
(なら買うのをやめればいいのでしょうが、「バイクを買う」というワクワクする大きなイベントを今更やめることはできません。サイは投げられたのです)
結果として、候補に選んだ4台のバイクは統一性がなくバラバラでカオス状態。それだけに単純な比較ができず、1台に絞るのは苦労しました。
では始めましょう。
エントリ-ナンバ-1番
当時のヤマハの説明では、「セカンダリ-ロ-ド最速」という位置付けでした。サ-キットでは他車に負けるかもだけど、一般道ならコレが最高!というわけです。まあ、ほとんどのバイク乗りは公道しか走らないので、この考え方はマル。
図体は大柄ですがヤル気にさせるポジション。割と軽量で、乾燥重量は 200kg を下回ります。エンジンも GENESIS + EXUP でパワ-に不満無し。性能的には一級品です。
「公道を走るのであれば、GSX-R や CBR よりもウチのほうが速いよ!」
という触れ込みだったのですが、営業的にはやられっぱなしのサンドバック状態。
ヨ-ロッパではそこそこ人気でしたが全体的には販売台数はあまり伸びず、業を煮やした YAMAHA は YZF-R1 を出し、サンダ-エ-スは退場となりました。
ちょっと残念な子ですが、「速い、安い、目立つ(不人気であまり見かけない)」という点が私のハ-トをわしづかみにしました。
エントリ-ナンバ-2番
当時、ゼファ-1100 が鷹揚な走りをするのに対し、同じネイキッドでも CB1300SF はスポ-ティ-さを売りにしていました。カワサキファンは(特に)ホンダに負けるのを嫌がる傾向にあり、「もっと速いネイキッドを!」と熱望していたと言われています。
その思いに応えるために、川崎重工は立ち上がった!← Project X 風に読んでください
大排気量のネイキッドは、十分すぎるほどのパワ-とトルクを余裕として使い、風を感じながらゆとりと自制心をもつ大人の雰囲気で乗るもの、というのが当時の立場。
そんなネイキッドの大ブ-ムをつくったカワサキですが、自らそのイメ-ジをひっくり返してしまいました。
外見は市販車レースに出て大活躍した車体のレプリカモデルである KZ1000R をイメ-ジさせるものにし、車体レイアウトやディメンションは ス-パ-スポ-ツに近いものとしています。
つまり、ネイキッドモデルだけれど見た目はレーサ-レプリカ、走りは SS 並みのクイックさをもつという、ある意味掟破り的なバイクを作っちゃったのです。
さすがカワサキ。兵器を作っているだけあって容赦ナシです。
そんな バカげた 無茶な 非常識な バイクに惹かれるのもカワサキフリ-クの哀しい性。
当時のワタシもその一人でした。
3,4台目は次の機会に。
では。