久しぶりに車の洗車をしました。水洗いした後、洗剤を使って2度洗い。ワックス掛けてケミカル剤で艶出しして終了。でもシルバ-って洗車アフタ-感がないんですよね。汚れやキズも目立たないので、プラマイ0ですね。
さて、本題。3台目です。
私のバイク選びにおいてハナから考えなかった車種、それはオフ車。
見た目が細すぎるし-
パワ-ないし-
シ-ト高そうだし-
そこいらのギャル口調で書いてみましたが、当時の私はまさにこんな感じで思っていたのです(えー、ヤバ-い)。
パワ-を内に秘めているのだから、でかいボディが正義
パワ-こそ正義 1馬力でも大きいほうが絶対正義
速く走るためには低重心が正義
今書いていても赤面しますな・・・
ある時先輩が河川敷のダートコースに ↓ を持ち込み
「タイムアタックするぞ」 とのたまわれました。
いやいや、先輩。私ヨンヒャクに乗ってるんですよ。50馬力を超えるバイクに乗ってるんですよ。こんな蚊トンボみたいなバイク、バカでも振り回せますよよよよ・・・
バカ未満でした、ワタシ・・・。
メンバ-の中で最下位でした。
非力だからアクセルはワイドオ-プン。でも土砂の上ではグリップしない。ブレ-キはロックが怖くて中途半端。タ-ンも倒しこみで滑る。こんなところで皆さん方はきゃっきゃ言いながら楽しんでいらっしゃいました。なんなんだ、これ・・・。
私のあまりのふがいなさに、急遽特訓が始まりました。とは言っても特別なことを教えてくれるのではなく、設定タイムを切るまでひたすら走らせるというものです。
どうしてもタイムが伸びない私に先輩から一言が。「レールの上を走っているんじゃないんだから当然滑る。滑るのを怖がるんじゃなくて、滑らせて楽しめ」
今思えば F・スペンサ-みたいなことを言ってくれたのですが、当時の私にはすとんと腑に落ちました。次の周回では無事クリア。安心感とうれしさとともに、胸にこみあげてきた一つの思い。
オフ車が欲しい!!!
ちょうどその頃、大学の近くにバイク屋ができ、一人の先輩が出入りしていました。その人から、売れ残りの新車で 125cc のオフ車があると聞き、即決で購入。資金は貯めたバイト代と、親に秘密のロ-ン。これ ↓ を無事購入。
ワタシのは赤ですが。後で雑誌を調べると、キャッチフレ-ズは
「常勝 RA」
モトクロッサ-のレプリカモデルだったのです。最高出力は 22 PS で最強、F ブレ-キはディスク。プラグは8番、で当然のごとく 2st。とんでもないもの買っちゃったなと思ったものです。
初めはピーキ-で乗りにくいと感じ、バイク屋に相談しました。
私:「ピーキ-で乗りにくいんですけど・・・」
バイク屋:「パワ-バンドに入れると速いよ」
私:「でも、そこを外すと・・・」
バイク屋:「外さなきゃいいんじゃね?」
レ-ス経験者はアタマのネジが2、3本足りないようです。
でも実際、パワ-バンドに入れると速い速い。お買い物から林道ツ-リング、果てはエンデュ-ロレースまで幅広く楽しませてもらえました。
エンデュ-ロレース(主催:学二連)に出たときは、DT(YAMAHA) 、MTX(HONDA) が大多数を占めていました(イロモノとしてZ650もいましたが。ちなみにRAは2台)。しかし30分すぎて走っているのは DT のみ。私の RA はオーバ-ヒ-トでリタイア。
後日「ON & OFF」(当時の深夜のバイク番組)という番組で、ボロボロ状態の自分の姿を見ました。ゾンビでした。
このバイクの欠点は
燃費:平均20 km /L 。当時の2stはこんなもの。でもYAMAHA DT125のほうが良い 。
F ブレ-キ:効かない。確かにオフでは効きすぎないほうがいいんだろうけど、オンでは怖いレベル。そのくせパッドは4000kmで無くなる。
プラグ(キャブ):すぐ真っ白。9番入れてもすぐ真っ白。
ぐらいです。何のかんの言いながら、このバイクには3年お世話になり、友人にあげました。
オフ車に乗ることで、バイクの動きを考えたライディング技術が身に付き、その技術を応用することでリスクを減らし、知らない道や長距離でもゆとりを持って走ることができるようになりました。楽しいツーリングができるようになったのはこのバイクのおかげです。これもマイナ-車ではありましたが、
RA 最高!
続きはまた今度。
では。